「やれることは全てやる」自分の決断を信じて 

30代から10年以上不妊治療を続けたご夫婦の体験談。日本のクリニックとの方針の違いに悩みながらも、コウノトリの「やれることは全てやる」科学的アプローチ(PGS・ERA・免疫治療)を信じ、2回目の移植で待望の妊娠へ。海を越えた治療のリアルな声をお届けします。

2026-05-15 00:00:00

「やれることは全てやる」自分の決断を信じて 

10年以上にわたる不妊治療


30代から続く長い長い不妊治療を経験した後、年齢的に自己卵は諦め、まず特別養子縁組にアプローチしました。が、当時の基準では夫婦どちらかが家庭に入らなければならず、また年齢的に子供は回ってこないとはっきと言われました。

並行して検討したのが卵子提供で、アメリカ治療院のエージェントと面談まで進んでいたのですがコロナ禍で中断し、気勢が削がれ、うやむやになってしまっていました。

そんな頃にネットで見つけたのが台湾の治療院での卵子提供でした。それまで検討したことはなかったのですが、費用を抑えられること、また、国策として卵子提供が行われていると知り第一候補に。コウノトリは台湾の治療院では3件目に参加した説明会でしたが、明解な説明とスタッフの感じのよさにその場で即決しました。

その後の段取りや手続きなどもスタッフから丁寧な案内があり、多少の行き違いや勘違いがあってもリカバリーが早く、外国の治療院にかかっているとく感覚はまるでなかったです。また幸いにも夫が協力的で、書類を整え渡航準備を積極的に行ってくれたのでノンストレスでした。
 

コウノトリのサポートを受け、やれることは全てやる


私たち夫婦は台湾初渡航でしたが、初診日はホテルに送迎があり、病院は新しく清潔で、通訳スタッフが常時ついてくれていたのでなんの不安もありませんでした。無事にいくつかの胚盤胞を得、移植に進むのですが、実はここからが少し大変でした。台湾の治療方針が日本のバックアップクリニックと全く合わず、日本で診察のたびに医師から疑問が呈されました。

まず、たくさんの検査。『着床の窓』など様々な検査についてエビデンスが無いという先生もいます。もちろん、断ることもできました。しかし長い不妊治療でずっと「私の何が悪いの?」という気持ちに苛まれてきたので、可能性があるならやってみようと思いました。

そして薬。とても多いです。「百害あって一利なし」とまでおっしゃる先生もいました。しかし、何度も何度もコウノトリとやり取りし、『やれることは全てやる』方針なんだと納得し、薬を使う選択をしました。

2度目の移植で無事妊娠しました。PGS済みの胚でしたので期待も大きかったですし、本当に嬉しかったです。が、初期の6週ごろから何度も大量出血。その度にメールで不安を訴えアドバイスを求めました。繰り返しメールしてしまって、今思うとスタッフの素早いレスポンスと優しい励ましに甘えていたなあと思います。
 

信じ抜き、迎える新しい命


現在19週。まだまだこれからですが、自分のお腹に新しい命が宿っている喜びは言葉では言い表せません。卵子提供の上、超高齢出産ですので、周りからも、産院からですらきつめの言葉を掛けられることがありますが、全て自分の決断だと納得しています。
 

コウノトリの先生方や卒院まで伴走してくださった担当スタッフの皆様に心から感謝しています。


コメント:

  1. 浅い着床となってしまった一度目の移植を経て、治療方針の相談を重ねて二度目の移植に進まれました。
    bHCG 7日目 9日目 11日目 12日目 15日目
    移植2回目(1個の胚移植) 72.3 278.1 - 1348.7 9579.8
    移植1回目(2個の胚移植) 33.8 24.7 17.1 - -


    治療方針は、過去の経歴、関連の検査結果を踏まえ、医師が検討しご提案いたします。今回は、過去の胎児心拍停止のご経験、一度目の移植の経緯、また移植前後で得られていた免疫・血栓の検査数値を踏まえ、ERA検査の実施と腫瘍壊死因子TNF-α及び血栓治療の調整を医師からご提案しました。

  2. ERA検査で着床の窓には問題がないことが確認されたため、二度目の移植では治療対象を免疫と血栓治療に絞ることができました。ERA検査については日本では様々な意見も交わされていますが、コウノトリ生殖医療センターは科学を信じています。検査実施を悩まれながら、できることはやろうと決めた、と仰ったお気持ちに、医師も私たちコンサルタントも、何とか報いたいという気持ちを強くしました。

  3. 国が違えば医療も時に違います。同じ国でも病院が違えば方針も違います。それでも、どの国でもどの医師も、ご夫婦に赤ちゃんを迎えていただくための最善の方針を検討しているはずです。コウノトリ生殖医療センターの医師も例外ではなく、強い信念をもって日々患者さまと貴重な胚盤胞に向き合っています。

    海を越えた治療でご質問やご不安があれば、その解消のため日本語コンサルタントチームが全力でお手伝いさせていただきます。

 

*実際の治療は医師の診断のもと行っていきます。
本文は編集当時の治療状況、及びご提案です。