海を越えた勇気が 私に二人目という幸せを授けてくれた
不妊治療をあきらめるかを同時に悩んでいた時期で、心の整理もできていない状態でしたが、コンサルタントさんとお話しできたことで、自分がもう一人子供が欲しいという気持ちがはっきりし、卵子提供に進むことに決めました。
2026-03-20
年齢という壁を越えるため 心を切り替えたその瞬間
自然妊娠にて、第一子を出産。その後42歳から不妊治療を日本で開始しました。採卵自体はできるのに、妊娠につながらず、その後採卵数も少なくなり培養途中で成長が止まってしまうことが続きました。
不妊治療専門の医療機関を検索している際に、卵子提供という方法があることを知り、日本オフィスが開設されたと同時にコウノトリ生殖医療センター様に相談に行きました。不妊治療をあきらめるかを同時に悩んでいた時期で、心の整理もできていない状態でしたが、コンサルタントさんとお話しできたことで、自分がもう一人子供が欲しいという気持ちがはっきりし、卵子提供に進むことに決めました。日本オフィスで、日本語で相談できたことが気持ちを素直に伝えることができ、本当に良かったなと今も感じています。(品川というロケーションもアクセスしやすく助かりました)

「心拍が続く限り、あきらめない」――確かな目標と安心感
日本では、自己卵でもう少し治療を続けてもいいのではという意見に心が沈んでいましたが、出産がゴールではなく、その後の育児を考えると、早い段階で確率が高い手段を取りたいという私個人の意見を否定されず、勇気づけられました。
その後は、台湾での手続き、ドナー選択、子宮内膜症の手術、ERA検査を経て、(途中でコロナに罹患したり、仕事の都合で他の方より移植までの時間がかかりました)が初診より6か月で移植でき、幸いなことに一回目の移植で妊娠、出産に至りました。
妊娠期間中に、内膜の一部が排出される大量出血を起こし、日本のバックアップクリニックは、既に残念だったという意見のなか、台湾から直接電話いただき、「赤ちゃんの心拍が続いている限り私たちはあきらめません」という力強い言葉を信じ、処方された薬を服用し、とにかく安静に過ごし、翌週のバックアップクリニック受診では、赤ちゃんが大きく育っていることを確認できました。
その後順調に妊娠期間を過ごしましたが26週で早産となりましたが、4か月のNICU,GCU
の入院を経て退院となります。幸いなことに、大きな疾患もなく退院できそうです。
その選択は、誰にとっても尊重されるべきもの
日本では自己卵での不妊治療が一般的です。卵子提供は、夫婦のわがままと感じられることも多く、そこまでして子供を欲しいのかなど否定的な意見を受けることが多いですが、若いうちに妊娠出産できる環境が無かったり、病気などで自己卵での妊娠が難しかったりという環境にいる方にこの体験が届けばいいなと思います。子供を欲しいという気持ちは、当然にあって、自己卵での治療を希望する方、卵子提供を選択する方、どちらも当事者が自然に選べる環境があってもいいなと感じました。
コウノトリ生殖医療センター様は、データを積み上げて、血液検査や、内膜のチェックのためバックアップクリニックへの通院も多く、また移植後の注射の効果を見るための毎週の血液検査など仕事との両立が大変でしたが、日本の不妊治療専門の医療機関と比べても、説明と基準が明確であったことが、私には合っていたなと感じています。
皆様の明日が明るい希望に満ちることをお祈りしています。
コメント:
- メールでのやり取りを通して、いつも率直で温かいお人柄が伝わってまいりました。医師の治療方針に対しても迷うことなく前向きに取り組まれ、一般的にイメージされがちな日本人の堅さというよりも、沖縄という土地柄もあってか、台湾に通じる明るくおおらかな雰囲気を感じ、大変心地よくやり取りをさせていただきました。特に、妊娠7週での心拍確認の際、大量出血により「継続は難しいかもしれない」と日本の医師から告げられ、治療中止と次の移植準備を考えられていた時のことは、今でも強く印象に残っています。私たちも大変驚き、すぐにお電話でお話しさせていただきました。「赤ちゃんの心拍が確認できている限り、私たちは決してあきらめません」とお伝えしながら、経過を慎重に見守りつつお薬の調整を行いました。結果として赤ちゃんも力強く応えてくれ、無事にご卒業・ご出産を迎えられたことを、心より嬉しく思っています。
- 年齢を重ねてのご自身の卵子による治療は、どうしても成功率が低くなるだけでなく、時間的・経済的なご負担も大きくなりがちです。しかしながら、その努力が必ずしも結果につながるとは限りません。そのため、一般的には43歳を過ぎたあたりから、新たな選択肢をご提案させていただくことが多くなります。少しでも早くお母さまになるという願い、あるいは第二子を迎えたいという想いを実現していただくために、その方にとって最も可能性の高い道を一緒に考えていくことが大切だと考えています。
- 当院での治療歴
| 凍結卵子数 | 融解後生存卵子数 | 正常受精卵 | 胚盤胞 |
|---|---|---|---|
| 19 | 18 | 17 | 4 |
| 移植個数 | ERA検査 | バイオ製剤/抗血栓注射剤 | 結果 | |
|---|---|---|---|---|
| 移植1回目 | 1個 | 121時間 | Arixtra | 無事ご出産 |
*実際の治療は医師の診断のもと行っていきます。
本文は編集当時の治療状況、及びご提案です。




