出血した場合
移植後は不安な気持ちも大きく、中々リラックスして過ごせないと思います。
そんな時に出血があった場合はどうすればいいでしょうか?
移植後は茶色の少量の出血が良く見られます。
これは着床に伴う出血の場合も有り、大きな心配は不要です。
茶色以外の少量の出血の場合はどうすればいいでしょうか?
この場合も、出血の際は量や色をもとに適切な処置を行いましょう。
出血した場合、以下の手順に従ってください。
出血量と出血の色がポイントとなります。
体外受精-移植後の出血
人工授精-移植後の出血
- 出血が続く場合は病院を受診するまで止血薬を1日3回(8時間に1回)、毎回1錠服用してください。
- 外出先で注射が手元にない場合は、ウトロゲスタンを2錠服用してください。
1~2時間後、出血状況を観察してください。当院に連絡後、かかりつけの病院をご受診ください。 - ピンク、鮮血の出血があった場合、必ず当院までご連絡ください。
バックアップクリニックで受診する際、必要な採血検査項目をお伝えします。
採血検査結果により、先生が薬の処方を変更する可能性があります。 - 台湾にお住まいの方は緊急注射後、必ず当院にご連絡ください。
状況を確認してから受診の予約を取ります。
当院の営業時間外の場合、注射後の出血状況を4~6時間観察し、
出血が続く場合はご来院まで止血薬を1日3回(8時間に1回)、毎回1錠服用してください。
土曜午後.日曜.祝日の場合、救急をご受診ください。
出血をおさえる薬や注射はございますが、
日常生活の中で以下の様な状況は出血を誘発しますので、ご注意ください。
1.長時間の通勤
2.長時間の立ち仕事
3.お腹に力を込める様な動作(例:腹筋など)
4.1時間を越える徒歩での移動
5.効果が明確ではない薬物の服用(漢方薬は服用しないでください。)
6.過度なストレスや緊張状態
7.移植後の性行為
もし上記の内いくつかに当てはまる場合は、注意して安静を保つようにしてください。