ぶれずに立ち向かう 不屈のママ!
正直なことを言えば人を傷つけますが、正直に言わないことは、更に人を傷つけます! 別の医療機関を受診する二拠点型の生殖免疫治療は「時間がかかり、不便」であるため、「不育症と生殖医療の一括管理する生殖免疫」が登場しました。しかし、看板を掛け替えただけで中身は変わらない「専門性の格差」は、依然として解消されていません。 患者様にとって本当に最善となる対応とは、どのようなものなのでしょうか。
2026-01-16
成功のために、あなたはどれほどの心力を注ぐ覚悟がありますか。
終わりの見えない不妊治療の道のりにおいて、医療チームに何度のチャンスを与えることができるでしょうか。
『iVie』(院内季刊誌)第58期の表紙ストーリに登場する患者様は、免疫拒絶・血栓・強い子宮収縮という困難を抱えていました。他院では原因不明のまま4回連続で胚移植に不成功となり、当院では7年の歳月を経て、ようやく我が子を抱くことができました。その過程は胸を打つ過酷な探求の旅ですので、彼女の物語をじっくりご覧いいただきたいと思います。
これまでの治療歴から潜む見えない真犯人を見極める
当院の経験上、胚移植を受ける10名のうち2~3名が免疫または血栓に関わる問題を抱えていると考えられますが、初診時どのように即座に見極めることができるのでしょうか。その指標となるのが「これまでの不成功の治療歴」です。当院では「初歩および一歩進んだハイレベル免疫検査」、「移植前の血液検査」を行い、リスク因子を早期に特定して先手を打ちます。移植後にも「同検査を実施」し、関連数値の変化を比較・追跡しながら、原因を徹底的に突き止めていきます。
では、「不成功の治療歴」とはどんな治療歴を指すのでしょうか。
当院では、35~40歳の方で2年間の規則的な夫婦生活(避妊なし)を持っても妊娠しない、流産2回、もしくは胚移植2回が不成立となった場合、そして35歳未満の方では、1年間の規則的な夫婦生活(避妊なし)をもっても妊娠しない場合が該当すると考えます。
生殖医療をリードする、三位一体の医師チーム
2023年以前、不成功の治療歴を有する患者様には、免疫科への受診を紹介していました。これが「二拠点型生殖免疫」です。専門分野は専門家に任せるという「信頼」と、誠実な統合医療を提供するという理念に基づくものでした。しかし欠点は、診療科をまたぐことによる「認識のギャップ」でした。免疫科は主に「成人」医療を対象としており、既存の「検査参考値」は、わずか数百個の細胞から成る「胚盤胞」には耐えられないことが多く、結果は思わしくありませんでした。中には、数百万台湾ドルをかけて「免疫フルコース」を受けても成果が出ず、免疫医師からは「胚の質が悪い」と言われるケースもありました。冒頭の患者様は、前半9回の移植で17個の良好胚盤胞を移植しましたが、その中にはPGSで染色体正常と確認された胚も含まれていましたが、これをどのように説明すればよいのでしょうか。
正直なことを言えば人を傷つけますが、正直に言わないことは、さらに人を傷つけます!
二拠点型生殖免疫は、二か所を行き来するため時間がかかり不便という欠点があり、そこで「不育症と生殖医療の一括管理する生殖免疫」が生まれました。一部の生殖医療センターでは免疫医師を特別に招き、常駐させることで不便さを解消しようとしましたが、専門性の格差は変わらず、成績も同様でした。患者様にとって本当に最善の方法とは、何なのでしょうか。

最良の解決策は、生殖医師自身が「生殖免疫」と「血栓」の課題に直接取り組むことです。「ゼロ」から体外受精・胚移植に関する各種の基準値を積み上げる必要がありますが、その裏付けにはどれほどの成功例が必要でしょうか。
当院では2016年から2025年までに少なくとも3,000例をデータを収集しました。このビッグデータを基に生殖免疫の「基準値を再定義」し、「精密な指標」を繰り返し検証した結果、「再現性」95%という高い信頼指数を得ることができました。現在、当院の医師は全員、「生殖医療・生殖免疫・血栓」を同時に極めた、世界でも類を見ない「三位一体医師」です。

スマート生殖医療:ビッグデータが精密な指標を再定義
私たちは、これら唯一無二の「指標」を、自社開発の2つのソフトウェアに組み込んでいます。
一つは「4SGラボ」の精子・卵子・胚管理プラットフォーム『Artemis』、もう一つは医療情報プラットフォーム『Hi!Stork』です。これにより、同じ価値観を共有する国内外の生殖医療センターと連携し、「患者様成功学」に共感する仲間の参加を歓迎しています。
長い道のりを終え、「不屈のママ」を過去のものへ
最後に「不屈のママ」の由来をお伝えします。コウノトリ生殖医療センターにおいて、反復着床不全または習慣性流産を8回以上経験してから卒業された方を指します。年間の卒業生は約1,000名ですが、この条件に該当する方はわずか1~2名で、いずれも「二拠点型生殖免疫」から「三位一体医師」へ移行する過渡期に見られました。2023年以降の新規患者様には、「不屈のママ」は存在していません。
冒頭の患者様の「最後3回」の移植は、当院の医師が独自に設計した治療プランによるもので、いわゆる「免疫フルコース」や「免疫全セット」は使用せず、免疫グロブリン(IVIG)+ヒュミラ(Humira)+アトシバン(Atosiban)+クレキサン(Clexane 6000)を1日3本という挑戦的な治療のみを行いました。
この患者様が私たちに12回もの機会を与え、生殖免疫を共に「探求」させてくださったことに、心より感謝いたします。その経験が、コウノトリ生殖医療センターをより良いチームへと鍛え上げてくれました。
現在、世界中を見渡しても、「移植4日目の着床判定」を行い、三位一体医師による精密な「着床期救命」、さらにこれほど専門的かつ温かい「専属サポートチーム」が卒業まで寄り添う医療機関は他にありません。

コメント:
| 二拠点生殖免疫 | 三位一体医師(ワンストップ式) | |
|---|---|---|
| 主治医 | 生殖医師から免疫医師へ紹介 | 生殖医師が免疫+血栓の専門性を兼ね備える |
| 移植 | 1~9回 | 10~12回 |
| 結果 | 浅い着床4回+枯死卵1回 | 元気な男の子/2,946g |
| 失敗の原因 | 不明 | 免疫+血栓+子宮収縮 |
*実際の治療は医師の診断のもと行っていきます。
本文は編集当時の治療状況、及びご提案です。




