精子ドナーを指定することはできますか?
台湾の人工生殖法第13条の規定により、夫婦の要求による特定のドナー、または家族、友人の生殖細胞を使用することはできません。
一人の精子ドナーにつき平均何本のチューブが保存されていますか?
平均3~4本保存されています。
精子ドナーの精子を使い切った場合、同じ精子ドナーに依頼し、
再度精子提供してもらうことはできますか?
台湾の人工生殖法第13条の規定により、夫婦の要求による特定のドナーの生殖細胞を使用することはできません。
精子ドナーの精子を全て使用した場合、改めてドナーとのマッチングを行います。
精子ドナーの写真を見ることはできますか?
台湾の人工生殖法の規定により、医療機関はドナーの人種・血液型・皮膚の色以外の情報を提供することはできません。ご了承ください。
妊娠・出産後、残っている精子ドナーの精子を再び使用することはできますか?
台湾の人工生殖法の規定により、順調に出産に至った場合、残りの精子は廃棄となります。
採卵周期を終え、移植周期に進む際にはご注意ください。
将来、子どもが結婚する時に相手がドナーと血縁関係にある可能性はありますか?
その可能性は極めて低いですが、ないと言い切ることもできません。
そのため、台湾の国民健康署(政府機関)へ「人工生殖子女親族関係調査」を申請することにより、
精子提供や卵子提供により生まれた子供と結婚相手の間に、血縁関係がないかを調査することができます。ただし、ドナーの情報を知ることはできません。
精子提供適用の条件はありますか?
不妊の原因が男性側の要因である場合、先天的・後天的に関わらず精子提供を受けることができます。
例:無精子症・クラインフェルター症候群
  放射能治療または化学治療などを受け、睾丸の機能が失われた方

提供を受けるご夫婦は、婚姻関係にあることが前提となります。
精子提供で使用する凍結精子の状態は?
精子ドナーの精子は、凍結時のダメージから精子を守る凍結保護剤と混ぜ合わせた後、
少しずつ温度を下げ、最終的に-196℃の液体窒素の中で保存する緩慢凍結法で凍結します。
融解後の生存率は20∼50%です。
精子は液体窒素の中で保存されるため、半永久的に同じ状態を保つことができます。
採卵個数によって、採卵費用が異なりますか?
採卵個数に関わらず、採卵費用は一律となっています。
治療中の服用薬や注射剤はAMH検査の数値などに基づき医師が処方するため、
個人により使用する薬剤・費用は異なります。