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卵子はどのくらい凍結保存ができますか?
卵子を凍結した後、液体窒素(-196℃)の安定した環境の中で長期保存しますので、技術的な面では保存期限はありません。 -
いくつ卵子を凍結保存すれば足りますか?
アメリカの学者が統合分析した多数の文献により得られた結果から見てみると、出産率は年齢の増加に従い明らかに下降する傾向があり、4個の卵子を融解したとすると、30歳の女性は22.7%の出産率となりますが、35歳の女性であれば17%に下がり、更に40歳以上となると12%にすら到達しません。年齢による成熟卵の凍結保存数は以下の通りです年齢 35歳以下 35~38歳 39~40歳 40歳以上 成熟卵 10個 15個 20個 20個以上 採卵回数はどのように決定しますか?40歳以上で卵巣機能が衰えている場合は、1回の卵子凍結治療で通常は5個以下の卵子であれば凍結することができます。35歳以下/卵巣機能且つ排卵誘発正常の方は、通常1回の採卵から10個ぐらいの卵子が凍結できます。 -
いくつの卵子を凍結保存する必要がありますか?凍結卵子を使用すると受精率や妊娠に影響がありますか?
コウノトリ生殖医療センターの内部統計によると、ガラス化保存法による卵子凍結は、数か月から一年とさまざまな凍結保存期間で、融解後の生存率は88.6%です。新鮮卵子 凍結卵子 統計結果 受精率 80.1% 72.4% 差異なし
(p=0.10)3日目の良好胚率 52.5% 50.8% 差異なし
(p=0.91)臨床妊娠率 42.5% 37.5% 差異なし
(p=0.89)著床率 18.3% 17.5% 差異なし
(p=0.85)
当院は2009年11月に初めての凍結卵子による出産が成功し、2012年には台湾生殖医学会にて率先して発表を行い、十分な案件数を収集して研究した結果、凍結卵子と新鮮卵子の成功率には差がないことが分かりました。 -
排卵誘発剤は更年期を早めますか?
そういう事はありません。女性は生まれたときに、卵巣には既に数十万個の卵子が存在します。思春期が始まると、毎月の月経1日目に、両側の卵巣から数十個の卵子が移動して各自の定位置へ到達します。
但し、薬で補助をしなければ、体内から分泌される女性ホルモンは1から2個のみが卵子へと成熟し、残りの選ばれなかった小さな卵胞は自ら萎縮します。排卵誘発剤は十分なホルモンを提供し、これらの卵子全ての成長を促して排出されるようにするだけで、在庫量や更年期を早める等の影響はありません。 -
今後どのように凍結卵子を使用して妊娠へと進むのですか?
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若い人の卵子凍結と高齢の人の体外受精は一体どのくらい費用の差がありますか?卵子の妊娠率はどうなっていますか?
アメリカの学者が統合分析した多数の文献により得られた結果から見てみると、出産率は年齢の増加に従い明らかに下降する傾向があり、4個の卵子を融解したとすると、30歳の女性は22.7%の出産率となりますが、35歳の女性であれば17%に下がり、更に40歳以上となると12%にすら到達しません。35歳以下でコウノトリで卵子凍結し、40歳で凍結、体外受精をする場合1人を出産する(順調に生まれた赤ちゃん)には平均で6個の成熟卵子が必要となります。1回の卵子凍結は、5年間の卵子凍結保存費と卵子融解費用として合計約20万台湾ドルとなります。これにより出産のチャンスが2回あり、平均して1人出産につき約10万台湾ドルの費用がかかります。
36~40歳で体外受精1人を出産するのに平均で11個の卵子を使用し、約3回の治療で、合計費用は約47.4万台湾ドルとなります。これにより出産のチャンスが1回あり、平均して1人出産につき約47.4万台湾ドルの費用がかかります。
40歳以上で体外受精1人を出産するのに平均で17個の卵子を使用し、約9回の治療で、合計費用は約142.2万台湾ドルとなります。これにより出産のチャンスが0~1回あり、平均して1人出産につき約142.2万台湾ドルの費用がかかります。
35歳以下で卵子凍結40歳で融解後の体外受精 36~40歳で体外受精 40歳以上で体外受精 若い卵子の受贈 採卵状況 1回の採卵による平均の成熟卵子数 11個 5個 2個 11個 出産に必要な平均の成熟卵子数 6個 11個 15個 6個 採卵計画回数 1回 3回 8回 1回 費用 排卵誘発剤費用(2~5万台湾ドル/週期) 2~5万台湾ドル 6~15万台湾ドル 16~40万台湾ドル 2~5万台湾ドル 採卵費用 7万台湾ドル 21万台湾ドル 42万台湾ドル 7万台湾ドル 卵子凍結保存費(8000/年) 4万台湾ドル --- --- --- 卵子融解費用 約1万台湾ドル --- --- --- 受精培養費用(3万台湾ドル/回) 5.4万台湾ドル 11.4万台湾ドル 30.4万台湾ドル 5.4万台湾ドル ドナーセット --- --- --- 14万台湾ドル 総費用 22.4万台湾ドル 47.4万台湾ドル 112.4万台湾ドル 31.4万台湾ドル 結果 出産可能数 2人 1人 約1人 2人 1人出産につき平均費用 11.2万台湾ドル 47.4万台湾ドル 112.4万台湾ドル 15.7万台湾ドル -
卵子凍結治療はリスクがありますか?
卵巣を過剰に刺激します。排卵誘発剤により体内の卵胞の発育を促進させるため、体内のホルモン濃度が上昇し、浸透圧のバランスが崩れた状態となります。よくある症状としては腹痛、下腹部の張りや痛み、手足の痺れ、尿量の減少などがあり、重症の場合は腹水や胸水がたまる場合があります。以上の症状があるときはすぐに当院へご連絡ください。
当院は身体に優しい刺激方法(排卵誘発剤の投与量が少なくする)を行う以外に、hCG注射の種類を変えることにより大幅にOHSS(卵巣過剰刺激症候群)の率が下がっています。 -
毎日注射を打つのですか?注射は痛いですか?
排卵誘発剤の使用は、ほとんどが細く小さな針先で、腹部か臀部に皮下注射をする方法を採用しています。
現在既にある持続型の排卵誘発剤が世に問われていますが、医師は一人一人の状況を見て使用を勧めています。持続型の排卵誘発剤は1回の注射で一週間効果があり、全ての治療において最少で2回の投与だけで済みます。 -
手術は怖いですか?手術後は傷口が目立ちますか?
排卵誘発剤の使用は、ほとんどが細く小さな針先で、腹部か臀部に皮下注射をする方法を採用しています。
現在既にある持続型の排卵誘発剤が世に問われていますが、医師は一人一人の状況を見て使用を勧めています。持続型の排卵誘発剤は1回の注射で一週間効果があり、採卵時間は僅か5~10分間となります。膣式超音波で膣から採卵針を使って行うもので、やり方は採血と似ており、膣から針を刺して卵巣の中の卵胞液を吸い出し、その後顕微鏡で卵子を探し出します。そのため外観には傷口は残りません。
恐怖感をなくして痛みを緩和するため、採卵過程において全身に点滴による浅麻酔を施すので、眠っているかのように痛みを感じません。卵胞数が少ない場合は部分麻酔を選択して、手術後の回復を早めることもできます。傷口といっても針穴の傷口だけのため、縫合する必要はありません。また、採卵終了後は1、2時間休憩すれば意識が戻り、気分が悪い等の症状がなければ帰宅することができ、入院する必要はありません。
目覚めた後は、腹部の張り、痛みがある場合がありますが、このような感覚は帰宅後1~2日ほど休めば症状が緩和されます。