海を越え台湾で歩んだ道のり、新しい命を迎えるまで

メール一通送るだけでも最初は何度も悩みました。今思えばあの時勇気を出してメールで相談して良かったなと思っています。夫の異動の内示が出ていたというのもあり、治療ができる日数が限られていた中、治療をスタートすることになりました。

2025-05-27

海を越え台湾で歩んだ道のり、新しい命を迎えるまで

失望からの再出発、希望を探す旅へ


35歳の時、駐在先の台湾での不妊治療に挑戦することにしました。
私の場合、タイミング法を自己流で1年間しましたがなかなか授かれず、このままでは時間だけが過ぎていくと思い病院に行く決意をしました。

最初は友人の紹介で違う病院に通い始めました。しかし1年間数回体外受精を試みましたがいい結果がでませんでした。落ち込んでいましたし、先生の対応に疑問を持ち始めたのをきっかけに不妊治療についても自分なりに調べました。

ブログなどをチェックすると病院を変えるというのも普通なんだとわかり、ここの病院に通って妊娠できたという友人から色々話を聞いて、この病院に変更する決断をしました。
メール一通送るだけでも最初は何度も悩みました。今思えばあの時勇気を出してメールで相談して良かったなと思っています。夫の異動の内示が出ていたというのもあり、治療ができる日数が限られていた中、送子鳥11生殖中心に問い合わせをしたところ、すぐに返信が来て、その日程に合うように親切に対応してくれました。
 

コウノトリに出会い、初めての移植で嬉しい結果に


やはり、日本語でやり取りができるのが1番安心しました。以前の病院とは違い、細かく検査もしてくれました。
2名いる日本人スタッフの方は親切でとても親身に対応してくれますし、相談にも乗っていただきました。
そして先生、台湾人看護師の皆さんもいつも優しく対応してくださいました。
診察中はずっと付き添ってくれ、先生の問診中も細やかに通訳してくれるので言葉の不安は一切ありません。
検査結果など全て携帯で管理されているのでいつでも確認できます。

院内はいつも非常に混んでいました。待ち時間も発生することもありますが、軽食、ドリンクも自由に飲むこともでき、リラックス出来る空間でした。
夜遅くまで診察してもらえるので夫の仕事帰りに一緒に行くこともできてよかったです。

ERA検査をし、タイミングがしっかり分かったこともあり、一回目の体外受精で妊娠することができました。
こちらの病院を卒業するまで、出血があったりもしましたが、その都度すぐ診察してもらい手厚いサポートのおかげでストレスなく通うことができました。





そして今年2月、元気な男女の双子を出産しました。
1年前の2月、こちらに初めて通い始めた月でした。
1年後に我が子に会えるなんて今でも信じられません。
たくさんの方に支えていただき、愛されて生まれてきた大切な宝物を家族で大切に育てていきたいと思います。

これから治療を考えている方は是非相談してみてほしいです。
いい病院に出会えたことに感謝しています。



コメント:

  1. 駐在員として台北へ赴任中だったご夫妻が、当院へ初診にお越しになったのは2022年2月、
    既に台湾の別のクリニックで3回の採卵と2回の移植を経てのご来院でした。
    お話を聞いていて一番心配だったのは治療期間の短さです。同年4月末には台湾を離れ、第三国への赴任予定と伺ったため採卵も移植も1回ずつのチャンスしかないと少し焦ったのを今でも覚えています。
     
  2. 1回目の採卵手術では6個、また同一周期に行った2段階採卵では追加で1個、計7個の卵子を得ることができました。ちょうどコロナ期間で台湾滞在が延長になったことから、ERA検査を受けられることになり、
    その結果は143時間と一般的な120時間とはズレがあることが分かりました。成功率を高めるためにも実施することができて本当に良かったです。
     
  3. 迎えた移植では2個、その内1個は1PN胚を移植することになりました。
    (*1PN、受精の際に核が1つしか確認できなかったもので、成長が早いために核が観察時にはすでに融合された可能性と、異常受精の可能性がある)
    移植後2週間目での妊娠判定ではbHCGの数値が3113!その後はさらにうれしいことに2つの胎嚢と心拍が確認できました!
    途中出血もありましたが概ね経過は問題なく、順調に当院を卒業され日本へ帰国されました。
     
  4. 23年2月、男の子・女の子の双子ちゃんのご出産の報告と共に、お写真をメールでいただいたときは笑みがこぼれ、本当にうれしかったです。
    第三子を迎えに来たいと伺ったので、また当院でお会いできるのが今から楽しみです。
     
  5. 当院での治療履歴
     
卵子数 正常受精数 胚盤胞数 ERA 移植 結果
7 6 3 143 未生検胚
(1つは1PN由来)
男女の双子を出産

*実際の治療は医師の診断のもと行っていきます。
本文は編集当時の治療状況、及びご提案です。