体外受精の特典! 

子どもを授かるための「正しい方法」とはどのようなものでしょうか?卵子凍結には「4つの大きな特典」があると聞きますが、体外受精での移植にも同じことが言えるのでしょうか?

2024-10-17

体外受精の特典! 

方法が正しければ、良いことが訪れるでしょう。それどころか、倍になって返ってくることさえあります

逆に、費用が負担になったり心が傷ついたりする可能性もあります。では、子どもを授かるための「正しい方法」とはどのようなものでしょうか?卵子凍結には「4つの大きな特典」があると聞きますが、体外受精での移植にも同じことが言えるのでしょうか?

当院を訪れる初診の患者さまのうち、半数は治療に進まず、治療を選択する人の半分はインターネットで話題の「名医」を選びます。また、初診で治療に進まなかった患者さまの「約10%」が再び当院を訪れます。これらの数字は一体何を意味しているのでしょうか?

iVie第53期(当院刊行の雑誌)に登場する方は非常に若い女性です。彼女は3年前の初診後、他院で2回の移植失敗を経験し、その原因もわからないままでしたが、小僑(有名人)の影響を受け、残っていた2つの胚を移送し、当院で「1回目の移植」を試みました。しかし結果は「浅い着床」。まだ若いにも関わらず、3回目の移植を経ても子供を授かることができませんでした。

当院へ初診にお越しの患者さまのうち、40歳未満で「2年間、避妊せず夫婦生活を行っても授からない」「2回の流産経験がある」「移植を2回行っても成功しなかった」などの条件のいずれかを満たす方は、いわゆる「妊娠が難しい」と見なされます。このような場合、「血栓」や「免疫」の問題が疑われ、初診時に「3回の採血確認」の1回目を実施します。これにより今後の移植の際、正確に原因を特定したり、予防的な治療を行ったりする準備が整います。

彼女の場合、最初の移植で「免疫異常」の可能性が疑われ、バイオ医薬品と抗血栓薬による予防的治療が行われました。しかし治療効果は十分に得られず、結果は「浅い着床」に終わりました。2回目の移植では別の製薬会社のバイオ医薬品を使用し、PGT-A/PGS検査をしていない2つの胚を移植した結果、なんと男女の双子を授かることができました。

当院では「血栓」や「免疫」の問題を抱える患者さんの多くは、2~3回の移植で卒業(妊娠成功)されます。例えば芸能人の趙小僑さんの場合、1回目の移植は「原因究明の旅」、2回目は「対症治療」の直球勝負、つまり原因を特定して治療する段階です。もし薬が効かない場合や流産してしまった場合には、3回目の「薬の変更の旅」に進みます。ただし、薬の変更でも効果がない場合、医師は「冷却期間」を設けることがあります。こうした極端なケースでは、大胆な治療が必要ですが、多くの医師はリスクを恐れて踏み込んだ治療をしないことがあります。

当院では、患者さまに「事前の治療説明」を行い、「同意書」にしていただいた上で、特別チーム「患者さま安全センター」を立ち上げ、毎日患者さまのフォローしています。こうした「なかなか結果に結びつかない」と感じている患者さまには率直に「サポートチームがいることを忘れないでください。お子さんを授かるよう非常に難しくても精一杯付き添います」と伝えています。


 

コウノトリ、体外受精の2つの特典


当院での移植には、「失敗の特典」と「医師の特典」という2つの特別な特典があります。
前者の「失敗の特典」は、移植が失敗した場合、医師がその原因を突き止めるという点です。「確率の問題」「運」「高齢」などの曖昧な説明ではなく、具体的な原因を明確にすることがこの特典の最大の価値です。というのも「失敗は最も高価な代償」であり、さらに高価なのは「原因がわからないこと」だからです。「原因不明」という状態では、いくらお金をかけても成功するとは限りません。

後者の「医師の特典」は、それぞれの優秀な医師が「数百件」にも及ぶの免疫ママの成功ケースを経験しており、さらに「血栓の専門知識」や「着床期救命」に精通している点を指します。この「ワンストップサービス」により、免疫専門医の診察のためにわざわざ別のクリニックを受診する必要がありません。多くの免疫専門医は「血栓管理」を重視しない傾向にあるため、この点も大きな特典といえるでしょう。

一部の医師は「胚盤胞の移送」はリスクが高いと言いますが、私は当院での成功事例、特に同性婚のカップルで「卵子」を海外へ移送し、そこで妊娠が成功した事例が少なくとも2桁に上ること、また「胚盤胞」をウクライナやアメリカに移送し、代理出産が成功したケースが2桁を超えていることをよく例に挙げます。また「誤った情報」を払拭するため、当院の公式ウェブサイトでは2024年4月から「他院からの救命依頼」のデジタルデータを公開しています。これは、他院から胚盤胞や卵子を当院へ移送し移植を行ったり、他院で1~2回移植に失敗し落ち込む患者さまが、血栓、免疫、または着床期救命を求めて来院するケースを即時に可視化するものです。当院では、可能な限り元のクリニックでの移植を推奨し、その移植後2~4日以内にご来院いただき、「当院で免疫や血栓の管理、緊急処置」を行うことで成功したケースを確認しています。
 

子どもを授かるために「正しい選択」とは?


この質問に対する答えは非常に難しいですが、1つ確かなのは「名医」を選ぶべきではないということです。有名な医師ほど、時間と労力を「個人の名声」に費やしがちだからです。本当に頼れるのは、「責任を持って真摯に取り組み、最新の知識を常にアップデートしている」チームです。こうしたチームは「透明性、公開性、踏み込んだ治療、心のサポート」の4つの特長を持っています。
例えば、卒業生(妊娠12~14週を迎え産院へ転院なさった患者さま)がどのように成功したかを公式サイトで即時公開したり、困難なケースでも患者に寄り添い、最後まで一緒に勇敢に挑む姿勢を持つクリニックです。

当院に初めて来院する患者さまのうち、50%は治療に進みません。その理由は「価格比較」にあります。他のクリニックで治療を経た後、再診に来られるのは主に血栓や免疫に問題がある患者さまです。今回の特集で取り上げられた方も、他のクリニックではサポートが十分ではなかったため、当院を受診されたのです。

「価格比較」時の注意点
クリニックを比較する際は、各クリニックのウェブサイトで「出生率」を確認してください。現在、台湾全体の平均出生率は35%(國健署:厚生労働省に相当、公式サイトのデータ)。つまり、3回移植して初めて赤ちゃんを授かれる確率です。最新で透明かつ信頼できるデータを公開していないクリニックの成績は推して知るべしです。一方、「卒業率」が50%を超えるクリニックは、間違いなく優れたクリニックです。
大切なことは、財布に無理をさせず、心を傷つけない選択をすることです。
3回移植してようやく赤ちゃんを授かれる「名医」と、2回の移植で母親になれるチーム、皆さんはどちらを選ばれますか。



 

コメント
 

1・他院で2回の移植も成功とならず、残る胚盤胞は2個に:

他院での移植 1回目 2回目
移植個数 1個 4個
結果 陰性 陰性
原因 不明 不明

 

2.当院へ移送し移植を実施

移植 1回目 結果 原因
移送した胚盤胞 2個 浅い着床 NK細胞、TNFa

 

3・当院で採卵手術1回、移植1回の記録:

卵子数 胚盤胞数 移植した胚 結果
10個 5個 培養5日目4BC
培養6日目4BB
男女の双子

*実際の治療は医師の診断のもと行っていきます。
本文は編集当時の治療状況、及びご提案です。