2016-02-04

夏休みのアルバイトに卵子提供 謝礼金も魅力|三立ニュース

記者王姝婷、林詳澤/台北報道

夏休みに卵子提供に熱狂!いま多くの若い女性が9万9千元の謝礼金を稼ぐために卵子提供を行っています。
送子鳥生殖センターの統計によると、7、8月の夏休みに卵子提供を予約した人数は通常の2倍になり、女子大生や若いモデルたちの間にも広まっています。


ドナー:「この謝礼金で家族を海外に連れて行き、残りの謝礼金は自分で使います」
グラビアモデルが卵子提供で予定外の収入を稼ぐなど、高額謝礼金9万9千元は、多くの若い女性の心を動かしています。

 
ドナー:「アルバイトの時に友達とシェアしています。こういった事はいつもインターネットで検索しています」
9万9千元のためであればどんなにつらい事も飲み込むという人が増えています。
生殖医療センターによると、ドナー人数は倍増し、以前は1か月のうち僅か100人の予約だったのが、今年の夏休みは400人と大幅に増加しました。
多くの女子大生が予約に訪れ、更には仲のいい友達同士を誘い合って一緒に卵子提供に来ることもあり、お金を手にしてからはプチ整形をしたり海外に遊びに行ったりしているようです。


生殖医療センターの王懷麟医師:
「夏休み期間中は、学生は休みとなるので、卵子提供をしたいという人の率が確かに高くなります。年齢層はそれに対して下がっています」
しかし卵子提供には制限があり、年齢は20~40歳の間とし、先天性疾病や関連する伝染病がないことが前提となり、通常スクリーニング検査を行ってからは最終的に3分の1のドナーのみが通過します。
一生のうち1回しか提供することはできず、最長で10年凍結してから処分されます。

生殖医学センター賴主任:
「卵巣を過剰に刺激しますので、ひどい場合は、血液の濃縮を引き起こして、血栓ができることがあり、脳卒中のような状態になるか、死亡してしまうリスクもないとはいえません」
手術を行うリスクはゼロではなく、症状が軽い場合でもお腹の張り、嘔吐などがあることもあり、ひどいときは血管がつまることがあります。
妊娠力には影響せず、老化を早めることもなく、更には卵子提供には高額の謝礼金がありますが、やはり自分自身の状態をよく考慮しなければなりません。