夢を叶え 双子の赤ちゃんを手に抱いた喜び
苦しみと涙を乗り越えて歩んできた道-コウノトリ生殖医療センターのおかげで、私たちは幸運なことに、2人の宝物に会うことができました。
2025-10-23
日本語でつながる、安心の医療
私たちが不妊治療をコウノトリ生殖医療センターで始めた理由は、日本人の通訳の方が常駐しているからでした。中国語が満足にできない私たち夫婦にとって、母国語で話せる方がいるということはとても心強く、治療内容や疑問に思った質問を、先生に確実に伝えてくれることは重要なことでした。
温かく寄り添うサポート
約3年間、台中から台北まで通い治療をしました。
悲しく辛いこともたくさんありました。泣きながら台中まで帰った日もありました。
でもここまで頑張ってこれたのは、クリニックの方々が一生懸命私たちをサポートしてくださったおかげだと思っています。いつも笑顔で前向きに私たちを励ましてくださり、時には一緒に悲しんでくれたり、私たちの子どもを授かるという夢を叶える為に、本当に親身になって対応してくれました。
ありがとうございました。
諦めない一歩一歩が、願いを叶えるための道しるべ
合計三度の胚盤胞移植を行いましたが、先生方はただやみくもに移植を繰り返すのではなく、原因を探し、次はこうしてみようと成功のために様々なアプローチをしてくださったので、移植が成功しなくても少しずつ前に進んでいる感じがあり、次も頑張ろうという気持ちになれました。たくさんお金はかかりましたが、最短でゴールに向かおうと、様々な提案をしてくださった先生方の姿勢に本当に感謝しています。日本では誰でも受けられるわけではない検査ができたり、技術の高い台湾の不妊治療に触れることができたのは、すごく幸運なことだったと思います。
二つ重なる幸せと喜び

クリニック内にはいつもたくさんの人が居ましたが、とても清潔で、待ち時間にお菓子を配ってくれたり、ジュースや紅茶などが自由に飲めたりと、リラックスできる空間があったので、待ち時間もあまり苦痛ではなく、とてもありがたかったです。
コウノトリ生殖医療センターのおかげで、私たちは幸運なことに、2人の宝物に会うことができました。5BCの胚盤胞ではありましたが、そんなことは全然問題なくスクスク育ってくれて、無事にこの手に双子の赤ちゃんを抱くことができました。
結婚し、妊活を始めてから、一度も妊娠の反応がなかった私たちが、コウノトリ生殖医療センターのおかげで、夢を叶えることができました。賴先生をはじめ、関わってくださった先生方、培養士の方々や看護師の皆さま、特に、通訳をしてくれた日本語コンサルタントチームの皆さまに、心から感謝申し上げます。
いつか必ず、子どもたちを台湾まで連れていこうと思っています。
本当にありがとうございました。
コメント:
- 最初はご妊娠を望まれての検査のためご来院され、その後タイミング法、人工授精を経て体外受精治療へと進まれました。
タイミング法 人工授精 体外受精 38歳以下の妊娠率 10~15% 15% 50~60% 妊娠までの期間 遅い(6~12ヶ月) 少し早い(6ヶ月) 最も早い(2~3ヶ月)
治療法の選択は、年齢、AMH(卵子の在庫量)、精液分析、卵管造影検査などの結果を医師が評価し、ご提案いたします。全ての治療はご夫婦のご意向も踏まえ、医師と相談しながら進めていただけます。
- 体外受精治療での3回の移植で、敵を探し(B細胞とNK細胞)、対象を見定めた治療(IVIG点滴と血栓予防注射)を加え、その敵に多少のリスク(一般量を超える血栓予防注射の使用)を取りいれることで打ち勝つことができました。
ご卒業の時、今回の勝因を「一日3本の血栓予防注射」とご自身で仰っていたのが印象的でした。
- 決して楽ではない道のりを、いつも前進と捉え、落ち着いて受け止め努力を続けていらっしゃったお姿を見て、私たちもいつも勇気をいただいていました。
不安の多い不妊治療、そして海外での治療、日本人の患者さまに少しでも安心して治療を進めていただけるよう、これからも日本語コンサルタントチームは尽力いたします。
*実際の治療は医師の診断のもと行っていきます。
本文は編集当時の治療状況、及びご提案です。




