卵子凍結から12年後の出産 その特典はどれくらい?

正しいことを行えば、良い結果が訪れる!たとえば、卵子凍結を行うことで「自信と美しさ」が引き出され、やがて「運命の出会い」が訪れるかもしれません。 クリニックの選び方も同様です。卵子を「正しいクリニック」に凍結保存することで、「特典を最大化」することができます。 では、「正しいクリニック」とは一体どのようなクリニックでしょうか。

2025-07-24

卵子凍結から12年後の出産 その特典はどれくらい?

凍結期間が長いほど、特典も多くなる!正しい選択をすれば、きっと良いことが訪れます!

「最も長く保存された凍結卵子」での出産成功、その期間をご存じですか?正解はなんと14年6か月で、2013年にアルゼンチンのご夫婦が達成し、ギネス世界記録にも認定されました。この女性は「医療目的で卵子凍結」を行ったケースであり、「病気によるやむを得ない選択」として生殖能力を保存されたのです。
 

今回『iVie』第56号(院内季刊誌)の表紙を飾った姿伶(ツーリン)さんは、台湾における非医療目的の卵子凍結からの出産成功例として、最長と言える方かもしれません。「31歳」のとき、皆さんは卵子を凍結したいと思いますか?そして「12年もの間、保存し続ける」ことができるでしょうか?

彼女は2011年、当院で10個の成熟卵子を凍結し、2023年にアメリカへ移送して融解・受精を行い、2024年、3,600gの元気な女の子を出産されました。44歳での幸せなママデビュー、おめでとうございます!
その物語は、まるで映画『ミッション・インポッシブル』のような奇跡的な展開でした。

 


 

これは一時的な流行ではなく、先を見据えた選択です!
 

当院は2008年に台湾国内で率先して「非医療性卵子凍結」、「ソーシャル・エッグ・フリージング(Social Egg Freezing、卵子凍結)」を導入しました。これは「卵巣早衰」の問題を解決したいという思いから始めたプログラムで、卵子の在庫量を示す指標であるAMHが2未満の方に対して、早期に卵子凍結し将来へ備えることを勧めています。台湾では2007年に人工生殖法が施行され、合法的に卵子提供治療を受けることが可能になりましたが、卵子提供の風潮がまだ十分に普及していなかったため、「卵子提供治療」を希望する方は1〜2年もの間、待たなければならないことが多くありました。そのため、年齢により卵子の質が良好でなく、且つ卵子の少ない方は、採卵と移植を何度も繰り返し、大きな経済的・精神的負担を抱えるケースも少なくありませんでした。

そこで、私たちは2011年に卵子凍結の普及を目指し、「愛生育生技股份有限会社」を設立しました。「質が高く個人に合わせた」サービスを提供し、「生殖に関する計画や不安に寄り添う」、専門的な相談役としての役割を担い、これまでの14年間で、延べ5,000人以上の方の卵子凍結プログラムをサポートしてきました。当初は年間100件にも満たない状況でしたが、コロナ以降は大きく成長し、現在では年間1,000人以上の方が卵子凍結を行うようになりました。台湾国内だけでなく、中国、香港、マカオ、シンガポールなど海外からの患者さまも年々増えています。ツーリンさんも、プログラムがスタートした初期に卵子凍結を選んだ方々の一人です。
 

タイミングとクリニックを正しく選ぶことこそが、『卵子凍結の特典』を最大限に活かすポイント!


卵子凍結について最も現実的に関心を寄せるのは「自分にどんなメリットがあるのか?」という点でしょう。卵子凍結を行うことで「心にゆとりや自信が持てる」という効果もありますが、何よりも「妊娠しやすさ」が最大の特典です。もしツーリンさんが卵子凍結を行っていなかったら、43歳に体外受精を行う必要がありますが、台湾政府の統計によると、その年齢での出産率はわずか6〜7%で、母親になる可能性を得るためだけに「15回の採卵手術と胚移植」が必要になる計算です。1回あたりの採卵と移植費用が15〜20万台湾ドルだとすると、合計で225〜300万台湾ドルもの費用がかかってしまいます。もしアメリカで同じ治療を受けるとしたら、費用はさらに天文学的な数字になるでしょう。

一方、ツーリンさんはが当時卵子凍結にかけた費用は10万台湾ドル、さらに12年間の保存費が9万6,000台湾ドル、融解・受精・移植にかかる費用が10〜15万台湾ドルで、合わせても35万台湾ドルを超えませんでした。費用の差はなんと6〜8倍にもなり、ツーリンさんの「卵子凍結による特典」は約200万台湾ドルにものぼります。卵子凍結の保存期間が長くなるほど、費用対効果が高まると言えます!

正しいことを行えば、良い結果が訪れる!たとえば、卵子凍結を行うことで「自信と美しさ」が引き出され、やがて「運命の出会い」が訪れるかもしれません。クリニックの選び方も同様です。卵子を「正しいクリニック」に凍結保存することで、「特典を最大化」することができます。

では、「正しいクリニック」とは一体どのようなクリニックでしょうか。それは、体外受精の出産率(あるいは卒業率)が高く、定期的に公式サイトで「信頼できる実績」を公表しているクリニックです(詳しくは当院のサイトにある「卒業生」をご覧ください)。さらに、一定の規模があり、安全性や利便性が確保されていること、そして「持続的に運営されている」ことも重要な要素、これらは見逃せないポイントです。



 

CP以上に安心感が大切。コウノトリは、皆さまとともに幸せを育みます
 

当院の卵子凍結治療費は、この十数年間「値上げしていませんでした」。インフレを考慮すると「値下げしている」と言ってもよいかもしれません。
私たちの想いは、必要とされるすべての方に、卵子凍結を無理なく選んでいただきたいということです。卵子凍結は、もはや「費用だけ」で比べるものではありません。本当に大切なのはどれだけの価値があるか、つまり「コストパフォーマンス」と「将来への特典」を、しっかり見極めることです。

すでに卵子凍結を行い、現在のクリニックに不安がある方も、どうぞご安心ください。
当院は「卵子の移送」にも対応し、「当院での受精」や「当院での移植」といったサービスもご提供しており、より確かなサポートで、皆さまの「妊娠・出産という願いの実現」に貢献したいと考えています。

ツーリンさんの12年間にわたる「幸せへの旅路」を共に歩ませていただけたことは、私たちにとっても大きな喜びで、「奇跡を一緒に創り上げた」とも感じています。「幸せをカタチにする」ため、この卵子凍結と出産の旅路に常に、全力で寄り添ってくれた当院のスタッフの存在には心から感謝しています。


1. ツーリンさん卵子凍結から出産までの道のり

2011.11 2023.3 2024.8
31歳 43歳 44歳
卵子凍結 アメリカへ移送 出産
10個 融解し受精・移植 女の子出産


2. もし31歳で卵子凍結を行わず、43歳で体外受精治療を受けた場合にかかる費用(台湾ドル):

採卵と移植 毎回の費用 総額 凍結卵子を用いた体外受精治療の特典
15回 12~20万 223~300万 少なくとも200万

*実際の治療は医師の診断のもと行っていきます。
本文は編集当時の治療状況、及びご提案です。