PGT-A/PGS検査とは?着床前スクリーニング検査 大解説
PGT-A/PGS検査をご存知ですか?この検査は、移植を行う前に胚の染色体の本数を確認することで、染色体正常な胚移植を行うことができる、当院の治療コース「IVG 3.0」の一つでもあります。どのように検査は行われるのかをご案内します!
2020-04-23

現在、PGT-A/PGS検査は、体外受精治療の中でもごく一般的な検査となりました(台湾)。
PGT-A/PGS検査(着床前スクリーニング検査)は、移植の前に胚の染色体数を調べ、健康な胚を選別して移植することにより、成功率を向上させることができる検査です。
正常胚を移植することで移植の個数を抑え、多胎児のリスクを下げることもできます!
統計によると、35歳以上の染色体異常率は年齢とともに上昇し、40歳以上の染色体異常率は70%にも達するため、PGT-A/PGS検査実施が推奨されます。
PGT-A/PGS検査は、どのような方に必要な検査なのでしょうか
- 35歳以上の女性
- 2回以上の流産経験(習慣性流産)
- 体外受精が繰り返し成功しないご夫婦
- 夫婦のいずれか、もしくは両方に染色体異常、転座がある
PGT-A/PGS検査はどのように行われる?
- 受精後、5~7日間かけて胚盤胞まで培養
- 移植前に生検(検査のために一部の3~5個の細胞を採取)と解析を行い、染色体の異数性を確認
細胞を検査のために採取しすぎると、胚の着床能に影響します!
そのため、当院ではBBグレード以上の胚盤胞に対し、PGT-A/PGS検査実施を推奨しています。
胚の成長スピードはそれぞれ異なるため、最適な生検のタイミングにも個体差があります。
融解凍結を繰り返すことによる胚へのダメージ、生検タイミングを逃すのを避けるため、当院では受精の前にPGT-A/PGS検査を行うかを決めていただくことをお勧めしています。
もし一度凍結した胚に対しPGT-A/PGS検査を希望する場合は、培養士が実施可否について確認を行います。
PGT-A/PGS検査で正常胚と分かったを移植すれば、100%健康な赤ちゃんを授かれる?
PGT-A/PGS検査は染色体数を調べる検査ですが、以下の異常を検出することはできません。
- 単一遺伝子疾患:サラセミア、G6PD欠損症、血友病など
- 微細な欠損<10Mb
- 染色体数のバランス以外の部分的な変動:平衡型転座や倍数体、逆位
- 極低レベルのモザイク型などの染色体異常
妊娠後は妊婦健診をしっかり行い、必要に応じて羊水検査などの高度な産前検査をご検討ください。
*実際の治療は医師の診断のもと行っていきます。
本文は編集当時の治療状況、及びご提案です。