医師には産めないと言われ…台湾で卵子提供を受けママに

早発閉経に加え、子宮のサイズが小さめだった私は無数の病院にかかりました。しかし最終的にはいつも医師から毎月薬で生理を維持し、アメリカで卵子提供を受けない限り自分の子供は授かれないと言われました…

子宮が小さく、早発閉経　医師は妊娠は無理だと診断

早発閉経に加え、子宮のサイズが小さめだった私は無数の病院にかかりました。しかし最終的にはいつも医師から毎月薬で生理を維持し、アメリカで卵子提供を受けない限り自分の子供は授かれないと言われましたが、その当時はまた若くよく理解できていませんでした。大学を卒業し、パートナーを見つけてからは漢方医に掛かり、幼少の頃から薬嫌いだった私が、飲み辛い漢方を大きなお椀で毎日2杯も飲むことになりました。漢方を飲み始めて数年後には子宮と内膜はほぼ正常になりましたが、卵管の詰まりがあることから体外受精が必要だと知り、色々と調べていくと、中国国内の地下に潜む代理出産の組織の情報へたどり着きました。お試しのつもりで地下仲介者と連絡をとり、上海にある解放軍の部隊病院へと行くことにしました。
 

水面下での卵子は信用できない。台湾の合法な卵子提供は価値がある

料金は男の子、女の子、男女の双子、成功保証できない、のコースにより分かれており、経済的な負担を理由に私は妊娠の保証はできないコースを選びました。ドナーの女の子の写真を選び、実際に会ってみると彼女はたった21歳の大学生(なぜ卵子提供をしようと決めたかは分かりません)で、会ってから3万元を予約金として支払い、家に戻り知らせを待ちました。というのも彼女から、一連の検査をするのでその結果を待ってくださいと言われたからです。このことを親戚に話すと信用できない、と私にちゃんとした正規のルートで治療を勧めるよう言ったのです。すぐさま手術を取りやめるよう連絡すると、彼女は個人的な理由によるキャンセルのため、予約金は返金しないと言ってきましたが、友人の手伝いもあり一部を回収することができました。そしてネット掲示板などで、外国人に対しても卵子提供が可能なクリニックがあることを知り、最終的にコストパフォーマンスの高いコウノトリ生殖医療センターを選ぶことにしました。

台湾での卵子提供は、公証役場で認証を受ければ合法な治療法と知り、私は迷わず台湾での治療へ進むことにしました。台湾へたった2回行くだけで卵子提供を受けることができます。初回は精子採取と一連の検査を受け、子宮内膜を整えるための薬を受け取ります。そして胚盤胞の培養が終わり、身体のあらゆる準備ができたら移植を行います。
 

現地での検査・施術、診療が更にスムーズに

中国での不妊治療は、基本的な検査を終えるとその後の治療進度は早くなります。普段から休息をとり栄養を補うなど気を配らなければなりません（就寝前の足湯、早寝早起きなど、あの半年は本当に養生し、ふくよかにもなりました）。子宮内膜も、始めは6mmだったのを10mmに調整ですることもできました（どれくらい時間がかかったかは覚えていません。とにかく移植できる基準に達しました）。台湾の病院と中国の病院は、サービスの質に雲泥の差があります。三つ星ホテルのような待遇で、中国のように患者だらけではありませんし、医師・看護師の態度もとても感じよく、全てスムーズに治療を勧めてくれ、私自身は何も心配するようなことはありませんでした。
 

良好胚を一つ移植　見事授かる

私の胚盤胞の結果です！21個の凍結卵子が8個の胚盤胞になりました。ABが2個、BAが1個、ACが1個、BBが1個、BCが3個で、結果にはとても満足しています。私は初めての移植で2つの胚を移植したいと思っていました（中国の病院では最初は皆2個移植します。成功すれば双子或いは1人妊娠）。しかしコウノトリ生殖医療センターの医師は、私はまだ若く成功率も高い、双子のリスクがあるし、双子は後期に合併症を発症することも多いので、移植は1個で大丈夫と言いました。医師のアドバイスを受け、一つだけ移植することにしました。

移植後、台湾のホテルで3日ゆっくり休んでから飛行機で帰路につきました。移動中、家に戻ってからもずっと横になり（ネットでは横にならなくても、十分休めば良いなど様々な意見がありますが、私は心配であまり動かずひたすら横になって休んでいました）。移植後8日目から毎日朝起きて妊娠尿検査を行い、14日目にくっきり2本線が出たので、病院でhcg血液検査を受けると1000以上の数値を確認することができ、それまでの不安が一気に安心へと変わりました。初期のつわりはとても辛く、尿検査の数値が高かったため輸液入院を1週間、そして妊娠38週に約3100ｇの女の子を出産しました。一度の移植で成功し、本当に幸運でした。この体験談を読んだ皆さんが、順調に妊娠できますように！私をママにしてくれたコウノトリの皆さん、皆さんにお会いできたこと、本当に感謝しています！
 

コメント：

1. 中国では合法な卵子提供を受けるために3、5年以上待たなければならない上、卵子は体外受精を受けた患者の残った卵子で、質や量にはばらつきがあります。当院には独自の卵子バンクがあるので、マッチングの時間を節約することができ、ドナーさまには厳しい健康診断を受けていただくので、健康面での心配もありません。
    
2. 海外在住の患者様にはそれぞれ担当者がつき、治療のスケジュールなどのご案内をしています。最低2回の訪台で治療を進めることができ、1回目の初診では一連の検査と精子採取、2回目の訪台では移植を行っていきます。一日も早くお子様をわが手に抱けますように。
    
3. 当院での治療歴

＊実際の治療は医師の診断のもと行っていきます。
本文は編集当時の治療状況、及びご提案です。