海外での卵子提供治療は孤独ではない 幸せを迎える希望が持てた

2020-12-24

海外での卵子提供治療は孤独ではない 幸せを迎える希望が持てた

私たち夫婦は、幸運にも貴院(送子鳥生殖医療センター)での1回目での卵子提供治療で無事妊娠出産に至りました。本当に感謝の言葉しかありません。初回カウンセリングから始まり、ドナー選択、移植、妊娠までずっとサポートしていただき誠に有難うございました。

私たち夫婦にとって常にベストな治療を考えていただいた結果だと思います。日本では得られない治療を求めて、様々なハードルはありましたが外国・台湾に渡り貴院を選択して本当に良かったと思っています。

日本では不妊治療を受ける夫婦は年々増えており、私たち夫婦もその1組でした。40代となった日本人夫婦の我々の治療はずっと失敗続きで、お金と時間を空虚に費やす結果となりました。少しでも可能性を広げるべく、何年間も東京の評判高い不妊治療クリニックを探しては転院を繰り返しました。数年間お世話になった東京にある「最後の砦」と呼ばれる病院には朝6時から行列が出来、そこに並ぶ全ての患者さんの妊活に対する真剣さがヒシヒシと伝わってきました。

残された時間との闘い、自己負担となる不妊治療費の捻出、治療の痛みとの闘い。どの病院もベストを尽くしてくれましたが、結果は芳しくないものでした。着床しても、心拍確認することはありませんでした。病院、ドクター、培養士を変えても結果は同じ。その原因は、40代の自分自身の卵子老化にあることは否定できない現実でした。
老化した卵子を若返らせることは出来ないし、20代の若い時に貯卵をして保存していればと思うこともありましたが、どれも不可能です。

次のステップとしては、自己卵での妊娠を諦めて養子縁組か卵子提供への移行となります。ブログや掲示板から様々な情報を集め、検討しました。日本人の私にとって、外国で卵子提供を受けるという選択はハードルの高いものでしたが、先駆者の皆さんの経験談は非常に参考になりました。顔も見たことのない匿名の人たちがサイトに書き込む経験談や意見に耳を傾けるのも正直不安はありましたが、卵子提供というセンシティブな領域なので周囲に聞くわけにもいきませんでした。

台湾、アメリカ、タイ、スペインなど様々な国で卵子提供を受けていることを知り、そこから病院検索が始まりました。検討後いくつかの病院にメールでコンタクトを取り、実際に海外に渡り病院に訪問し、その中で貴院に託そうと決めました。覚悟は決めたものの、次は外国の病院に通院するという「距離」のハードルが待っていました。通院するためには日本から飛行機に乗る必要がありますし、治療代だけではなく航空費ホテル代食事代など出費がかさみます。日本でバックアップ病院を自分自身で見つける必要もあります。

不妊治療にはいくつもの困難・ハードルが待っており、それをクリアーしていかなければいけません。精神的にも体力的にも40代の私にとっては大変なことでしたが、諦めずに頑張って良かったです。
有難うございました。
 


コメント

  1. ご夫婦が初めて台湾を訪れた2017年、当時日本での世間の目や圧力のために、日本人ご夫婦の大半は、卵子提供のことを周りの友人に相談することはできず、それに加え知り合いもいない、言葉も通じないなど、心の中は不安でいっぱいでした。そんな懸念を払拭するために、ご夫婦は初診前に不安を抱えながら台湾の当院を訪れました。コウノトリ生殖医療センターが実在することを目で確認し、安心して当院での治療に進むことができたのです。その後3年の実績の結果、当院は日本でも徐々に知られるようになり、実在するかどうかを目で確認しなくても、電話やメールを通じて、安心して治療を受けることができるようになりました。
     
  2. 幾度も自己卵子での妊娠に挑戦し、失敗をみてきたあなたは、どれほどの茨の道を歩いてきたことでしょう。歩いてきた道を後悔することはありません。それらの失敗はあなたの糧となり、台湾で卵子提供治療をうける勇気を与えてくれました。こうして得た幸せは、卵子提供を受けるご夫婦とお子様にとってかけがえのないものとなるでしょう。
     
  3. 当院での治療
採卵数 成熟卵子 正常受精 良好胚 移植個数 結果
20 20 17 8 1 無事出産


 

*実際の治療は医師の診断のもと行っていきます。
本文は編集当時の治療状況、及びご提案です。