あきらめたくない。コウノトリで卵子提供を受け男の子を出産

4年の不妊治療で日本の有名実力病院と言われる4病院で治療を経験しました。 結果が出なかった事や自分の年齢を考え、卵子提供での不妊治療のアプローチを開始しました。

先日待望の子どもを出産し、心から幸せをかみしめています。
私は40歳からの4年の不妊治療で日本の有名実力病院と言われる4病院で治療を経験しました。
結果が出なかった事や自分の年齢を考え、卵子提供での不妊治療のアプローチを開始しました。自分達夫婦が主体となって治療を進めることが出来て、仲介業者を通さず費用も抑えることを考えて台湾での卵子提供を目指しました。

実は、初めての卵子提供での治療は台湾の別の病院を選択しました。その病院では、ドナーさんからの採卵数が確保できず、2回の採卵を依頼することになりました。1つしかできなかった胚盤胞の数にただ茫然としたことを思いだしました。私は同じドナーさんにお願いして2回目の採卵をしてもらいましたが、2回目も同じ感じでした。結果、できた胚盤胞を2回に分けて移植しましたが全くダメでした。2倍の時間と費用をかけて移植可能な胚盤胞をなんとか3個確保し移植しましたが、妊娠できませんでした。

これで不妊治療を終了しようとする夫をなんとか説得して昨年、コウノトリ生殖医療センターでの治療を開始しました。コウノトリのスタッフに流暢な日本語のメールで私達の細かいし質問にこたえてもらい、適切な指示をもらったことで順調に初診を迎えました。コウノトリの初診は、ゴージャスな病院内のホテル1泊（新竹院）と空港から病院までの送迎がセットとなっていて、安心の初診となりました。お医者さんは優しく爽やかで、私たちの細かい質問に医学的な根拠を踏まえてしっかりと答えてくれた為、安心してその後の治療にすすめました。

初診を終え、メールで私たちの希望に合ったドナーを紹介してもらえました。20個の凍結卵子保有のドナーさんの卵子は、受精後11個も胚盤胞になってくれました。コウノトリでは私の身体状況に合わせて移植前に必要な薬の調整を指示してもらいました。また、日本のバックアップ病院の検査結果を踏まえて移植可能な日が指示されました。

移植後の安静度はやりすぎかも・・と思うくらい慎重で、帰国後のクスリの服用に関しても担当者から何度もメールで確認してもらったため飲み忘れなどなく過ごせました。バックアップ病院で妊娠確定の検査結果を聞いた時には治療の厳密さには理由があるんだと確信しました。

コウノトリ生殖医療センターでの初診から1年ちょっと経ち、私は、出産しました。お蔭様で諦めかけていた家族の形で生活ができていると思うと感謝しきれないほどです。
本当にありがとうございました。

コメント   

1. コウノトリでは患者様に速やかにマッチングのご案内ができるよう、卵子バンク（凍結卵子技術が高く、卵子の質や卵子の数が管理可能）を有しています。バイリンガルのコンサルタントが言葉の壁の問題を解消することで、海外の患者様が安心して治療に臨めることから、自然と治療選択の第一候補になっていると自負しています。
    
2. いいことが実現するまでには、様々な困難がつきものですが、考えを変え、ある決断をすると自然と全てが上手くいったりするものです。日本は台湾人が一番好きな旅行先で、東京への年間往復便は2万3000便にも上ります。皆さんは旅行で日頃のストレスやイライラから解放され、異国の地で幸福感を得たいと思うでしょう。この患者さまは台湾-東京便に搭乗し、ご夫婦の幸せを求めに、当院へいらっしゃいました。私たちは心からの対応だけでなく、心地よい環境、美味しいお食事、そしてお子さんを授かるという幸せをお届けできるよう精一杯サポートしています。
    
3. 2017年8月に初めてお会いし、翌年8月にはご出産の知らせを聞き、スタッフ一同、とても嬉しく思っています。

患者様の治療歴

凍結タンクにはあと9個の胚盤胞が、じっと迎えに来てくれる日を待っています。
お兄ちゃんと遊べる日を心待ちにしていることでしょう！

＊実際の治療は医師の診断のもと行っていきます。
　本文は編集当時の治療状況、及びそれに対するご提案となります。

＊実際の治療は医師の診断のもと行っていきます。
本文は編集当時の治療状況、及びご提案です。