胸の奥の痛み 習慣性流産のその後
流産はとても辛いです。長く治療の末、やっと授かった末の流産であれば、その痛みは言葉に言い表せないほどでしょう。しかし、もっとつらいのは流産にいたった原因が分からないことです。
2023-05-22
下記の絵の二人のうち、あなたが怖いと感じるのはどちらですか?答えを出す前に、次の観点も考えてみましょう。
流産(妊娠の不成立)は最も高価。更に高価なのは理由が分からないこと
- 「原因」は必ずある
- 「見えないもの」は見えるものより重要
- 「見た目」は人を騙す
- 「治療歴」は検査よりも重要
上記5つの観点は抽象的で分かりづらいかもしれません。
具体的な例を挙げてみましょう:
帰宅後、結婚指輪が見当たらないことに気が付きました。
あなたは「どこかにいってしまった」あるいは「盗まれた」、どう感じますか?
サンタクロースが空からお金を撒いてくれるとは考えていないので、私の「直観」では盗まれたと感じます。
通報したら、必ず泥棒は捕まるでしょうか?いいえ、常習犯でない限り難しいでしょう。
結婚指輪を失ったことは些細なことかもしれませが、子どもを失うことはとても辛いことです。
流産、もしくは心肺停止。悲劇が起こるたび「専門家たち」は教科書を「再度読み直す」ことを忘れませんが、私は「Siri」の方がより素早く的確に答えてくれると思っています。ネット世代は指先を使い検索するだけで、染色体異常率が流産の原因の60%を占めること、その他、子宮異常、内分泌異常、感染、自己免疫などがあると知ることができるのです。
重要なのは傷ついたママが「泥棒を捕まえる」だけではなく「次にどう防ぐか?」を知ることです。体外受精を行う方にとってはなおのことです。
「スイカが甘いかどうか、見た目で分かりますか?」食べてみないと分かりませんよね!
星の王子様:本当に大切なことは目に見えないんだよ |
下記の絵、Bの女の子は、手に小さなナイフを持っています。
Aの女の子の表情は何かを企んでいるように見えますが、背後に何を隠しているのでしょうか?
更に大きなナイフかもしれませんし、ただの「いたずら」かもしれません。一秒後にSurprise!(嬉しい驚き)が出てくるかもしれません。
「小さなナイフ」を目にしたからといって、何を恐れることがあるでしょう。対処する方法を考えればよいことです。このことから、私たちはよくこう言います。
「見た目は人を騙します!見えないものは見えるものより重要」
体外受精で見えないものとは?
科学が勝つと信じて |
物事には「保守」と「科学」の2つのグループがあります。前者は「確率」(賭け)、後者は「正確性を求める」(良きを求める)。どちらが正しいかではなく、自身に合っているかで良いのです。より自分にあった治療法を望むのであればオーダーメイドの体外受精治療「IVF3.0+」がお勧めです。正しい時間(ERA)に、1個の染色体正常胚(PTG-A/PGS)の移植を行い、加えて「3回の採血確認」を行います。もし残念なことに流産または胎児の心拍停止となった場合、「専門家」に専門書を読んでもらう必要はありません。「悪者」の80%は自己免疫または血栓です。
原因は必ずあります。習慣性流産もそうです。流産または胎児の心拍停止は、一種の「間違い」です。一度目の間違いで可能な限りのデータ(CVS、採血、細菌の培養…)を集め、「専門書」に載っている原因から「排除法」を用い「悪者」をあぶり出すことは難しくありませんが、これは「誤った学習法」です。
各項目の検査結果が全て正常である場合、それは「本当に」問題がないという訳ではありません。各検査項目には盲点と誤差があります。例えば、自己免疫の検査項目は100以上ありますが、全て検査を受けることはできるでしょうか?どれだけ採血すればいいのでしょうか?(ショックで倒れてしまいます)どれだけお金が必要でしょうか?(破産してしまいます)
通常、重要な項目のみ採血検査を行いますが、結果が正常であることを示した場合、どう解釈すればよいでしょう?この時、「治療歴は検査よりも重要」だと言います。赤ちゃんは訳も分からず何度も「殺されてしまう」のでしょうか?(サンタクロースは空からお金を撒いてくれますか?)
原因不明の習慣性流産のケースは多くありません。内膜が薄い(<6㎜)または子宮異常(先天性または後天性)の他を除きあなたが諦めない限り、IVF3.0+には解決策があります。
あなたが「失った天使」はもうすぐ帰ってくるでしょう。
*実際の治療は医師の診断のもと行っていきます。
本文は編集当時の治療状況、及びご提案です。