不妊治療コラム
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09 / 29 / 2018
個人に合わせた移植-ERA-

 正しいタイミングで胚盤胞を移植しましょう!

 

あなたもこんな経験があるのではないでしょうか?

複数回体外受精を試しても着床しない、着床前スクリーニングを(PGS)を行い染色体異常のない胚盤胞を移植しても着床しない…。

もし、正しいタイミングに良い胚盤胞を移植すれば妊娠率は80%まで高まると言ったら、あなたは信じられますか?
 

タイミングとは何と難しいのでしょうか。早すぎても遅すぎても良くありません。まるですれ違ってしまった男女の様に、修正は困難です。
 

卵子バンクで凍結している成熟した卵子でも、解凍後の誤った時間に受精をしたとしたら状態の良い受精卵(2PN)の状態まで成長させるのは困難です。

ですから、私達は偏光顕微鏡(Polscope)等を用いて卵子を観察して正しいタイミングに狙いを定めて受精を行い、新鮮な卵子と同様の受精率と成長率を実現させています。
そして、胚盤胞の着床に関しても正しいタイミングに狙いを定めた移植
(WOI:window of implantation)というものが存在します。

 

●43歳のHさん(日本) 
 

卵子バンク

融解胚の生存数

受精

良い胚盤胞

20個

18個

17個

9個


コウノトリにくるまでの採卵と移植の回数は50回を超えていました。

最後の採卵で取れた卵子は1個でした。培養の結果、胚盤胞にはならず移植することさえできませんでした。
そこで、台湾で卵子提供をすることを決意しました。年齢のことから、より早い妊娠と早期流産などのリスクを考え、2個の胚盤胞をPGS検査しました。

診断結果、1つの胚盤胞は正常で、1つは異常という結果でした。貴重な胚盤胞を無駄にしないためにも、彼女にERA検査をするよう進めました。

ERA検査の結果、一般的な黄体ホルモンの補充の時間が120時間なのに対し、彼女の内膜細胞は黄体ホルモンの補充後144時間後が着床に最適なタイミングとなると示されていました。
ERA検査の結果の「正しいタイミング」でPGS検査で正常だった胚盤胞の移植を行いました。
妊娠検査の日、2本の赤い線を見ることができました。妊娠確認の結果β-HCGの値は2384に達していました。

その後、赤ちゃんの心拍の確認ができ、彼女は現在、子どもを授かった喜びを感じています。


 

長い間、経験から導き出した法則としてプロゲステロンの補充後120±3時間に合わせて胚盤胞の移植を実施してきました。
ですが、15日間待ちつづけた後の妊娠確認の結果が失敗に終わり、その理由を探した時、「確率」あるいは「胚盤胞の染色体異常」という言葉を使って患者様を慰め励ましてきました。
事実として、胚盤胞の染色体異常は失敗の主要な原因(60~70%)となっており着床に成功したとしても流産となる可能性が高くなります。
極僅かな例としてダウン症等を伴う形で出産に至ることもあります。
この様な事態を繰り返さないために着床前スクリーニング(PGS)という技術があります。
しかし、異常のない胚盤胞を選んで移植したとしても、依然として繰り返し着床に失敗することがあります。

この事態は、どう説明すれば良いのでしょうか?

 

●47歳のRさん(日本)
 

卵子バンク

融解胚の生存数

受精

良い胚盤胞

19個

17個

15個

9個


彼女は、3箇所の病院で3回卵子提供の治療を受けたことがありましたが、妊娠することができませんでした。
幾度もの卵子提供で繰り返し妊娠に至っていないことからERA検査を薦めました。

検査の結果、彼女の内膜細胞は黄体ホルモンの補充後144時間後が着床に最適なタイミングとなると示されていました。
一般的な移植のタイミングではなかったのです!
ERA検査の結果「正しいタイミング」で2個の胚盤胞の移植を行いました。
妊娠確認の結果β-HCGの値は5997に達していました。移植した1つの胚盤胞が着床し、1人の赤ちゃんを妊娠することができました。

 

治療を信じる気持ちが失われた時、しばしば合理的とは言えない方法を選んでしまうことがあります。
民間療法やサプリメント等々…摂れる限りのものを摂取しようとします。多くの人が「摂れば摂るほど効く」と考えてしまいます。

その中でも少数の、まだ科学的な治療を信じる人は免疫療法を選びます。

免疫機能の検査結果が全て正常でも、駄目でもともと...という気持ちで免疫グロブリン療法(IVIG)やヘパリン投与を行います。
しかし、多くのお金と時間を使っても結果は変わりません。何故なら、正しく原因を探り当てていないからです。

染色体が正常な胚盤胞は、必ず子宮が受け入れてくれますか?

子宮内膜の状態について、内膜の厚さによる判断以外にプロゲステロンが浸透するまでの時間は同じですか?

 

ERA (Endometrial Receptivity Analysis) は子宮内膜細胞の236種のDNAを検査して、プロゲステロンの補充から何時間で着床に最適なタイミングが訪れるかを調べる検査です。
この技術が2015年に世に出て以降の4万を超える臨床データによれば、医師達の経験から導き出された最適な移植タイミングに対して、1/4以上にあたる28.6%の女性に最適な移植タイミングのズレが見られました。

コウノトリ生殖医療センターの患者様の40%は海外からの患者様です。

患者様の中には、複数の国で体外受精を行い失敗してきた方もいらっしゃいます。

当院の臨床結果では、この様な患者様の1/3程で最適な移植タイミングにズレが見られました。

多くの人は、更に12~24時間の時間が必要で、一部の人は短い時間でそのタイミングが訪れていました。

プロゲステロンの浸透時間を考慮して移植時間を調整した場合、1度の移植で皆成功しています。

また、免疫機能の影響で不妊症と診断された方の場合も、貴重な時間と胚盤胞を無駄にしないため、免疫治療に入る前に先ずERAの実施をおすすめします。

 

科学と遺伝子を信頼しましょう!

着床前スクリーニング(PGS)と子宮内膜着床能検査(ERA)を実施し、1個の胚盤胞を移植した際の平均妊娠率は80%にまで達し、PGSのみを実施した際の妊娠率(60~70%)に比べて10~20%が上乗せされています。

「正常な胚盤胞の選択(PGS)」と「正しい移植タイミングの選択(ERA)」これがコウノトリ生殖医療センターが目指す、個人に合わせた不妊治療の新しい形です。

 

Hさん(日本在住)の卵子提供による胚盤胞の移植結果

 

移植

1回目

残っている胚盤胞

胚盤胞移植個数

1個/PGS正常

7個

移植時期(プロゲステロン補充後)

144時間

 

結   果

妊娠中

 

移植時期の決定方法

PGS+ERA

 
 

 

Rさん(日本在住)の卵子提供による胚盤胞の移植結果

 

移植

H1回目

残っている胚盤胞

胚盤胞移植個数

2個/PGS検査実施なし

7個

移植時期(プロゲステロン補充後)

144時間

 

結   果

妊娠中

 

移植時期の決定方法

ERA

 

 

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