送子鳥診療所でお世話になり、2回目の移植で妊娠し現在10週目になりました。出血も数回あり安心はできない状態ですが、ここまでこられたことに感動しています。
40歳過ぎての結婚でかなりスタートが遅かったのですが、できる限りのことはしようと日本で不妊治療を始めました。しかし、高齢で良い卵子が採れず苦戦していました。そんな折、日本の先生から、台湾で卵子提供を受ける方法があると勧められました。自分で産める最後のチャンスではと前向きな気持ちでした。
夫も乗り気で、私の気持ち次第という感じでした。他人の卵子ですから「愛せるのか」という心配もよぎりました。でも、夫の子であり、私のお腹から生まれてくるという点ですぐに決意できました。これまでの妊活で決断が遅く後悔することもありました。今回は後悔したくないと思い、紹介していただいたCelineさんへすぐにメールしました。
信頼する日本の先生が太鼓判を押されていた機関でしたので、あまり不安はありませんでしたが、すぐに「初診をなるべく早く受けられるように」との返事がきて大変安心しました。初めのメールから約1か月半後、初診を受けました。外国の病院は初めてで緊張していましたが、建物の中に入ると、やわらかな絵画や彫刻などが至る所に飾られ、清潔で明るくかつ静かでゆったりとしていてとても落ち着きました。
Celineさんが当日つきっきりで対応してくださり、言葉の面も全く心配いりませんでした。Celineさんはメールでの印象通り、親切で聡明で落ち着いた方でした。なにより治療に関して豊富な知識をお持ちで、何を聞いてもすぐに答えてくださり、こちらが気付かないことを逆に尋ねてくださることもあり、非常に頼りになります。移植の時はまた別の方がついてくださいましたが、その方々も日本語が堪能で、明るく、雑談をしたり「大丈夫ですよ」と励ましてくださったり、私の緊張を解いてくださいました。
主治医の賴先生も柔和な方で、「妊娠できますよ」と力強く言ってくださり、安心して治療を始めることができました。日本で検査を受けその結果をメールで報告すると、すぐに服薬や移植の日の指示がありました。そうした迅速な対応やスタッフの方々の誠実な姿勢、設備、どれをとっても素晴らしく、先生やスタッフの方々の言葉は気休めではなく、これまでの実績や高い技術に基づくものであると信じることができました。
まだ出産に至っていませんが、どのような結果になろうと感謝の気持ちは変わりません。賴先生、Celineさん、送子鳥診療所の皆様本当にありがとうございました。



