高い成功率
子宝を祈る あなたと私の物語
06 / 06 / 2018
子供を求める長い道のり、最後に出会った希望(前編)
こんにちは、コウノトリ生殖医療センターです。
今日は、当院で卵子提供治療をされた中国のご夫婦からいただいた治療の体験談をご紹介いたします。


私達夫婦は2009年に結婚をしました。
初めの2年間は特に子供を作ろうとはしませんでしたが、その後はずっと妊娠したくてもできない状況で、長く辛い不妊治療を続けていました。

私は昔からずっと生理の状態が悪くて、少量の黒い血が出ていました。
大学生の時に、自分は卵巣腫瘍なのではないかと考え病院に行ったこともあります。しかし、検査をしても原因はわかりませんでした。

結婚後に妊娠できない期間が続いた後は、治療のために大きな病院の産婦人科を色々回りました。
生理の度に採血や超音波検査を行い卵胞を観測しましたが、効果は出ませんでした。

その後、ある医者が私の卵胞がとても少なく、男性ホルモンが常に高い数値を示しているのは卵巣腫瘍ではなく、副腎の異常の可能性があると教えてくれました。
それから、また何箇所かの内分泌科で見てもらい、先天性副腎過形成を患っていることがわかりました。
1,2年かけてホルモン調整薬を飲み続け、これで妊娠できるだろうと思ったのですが、それでも子供はできませんでした。

数年間に及ぶ色々な病院通いの心労と父母からの子供を期待する目が大きなストレスとなり、この頃は少し精神的に参ってしまいました。
もう自然妊娠が難しいことは理解していたので、体外受精による治療をと考え北京にある3つの大きな生殖医療センターを訪ねました。どの病院も沢山の患者がいました。

初めての体外受精では、本当にショックを受けました。
医師の診断で卵巣機能の早期衰退を指摘され、AMH*が0.21しかなく体外受精の成功率は非常に非常に低いとまで言われました。
諦めることなく3回の採卵を行いましたが、毎回質の良くない胚盤胞が1個できるだけでした。
3回行った移植は全て失敗に終わり、最後の移植の結果を知らされた後、私は夫に抱きついて病院の中で泣きました。
心の中は絶望で満たされていました。

しかし、私は自分自身の心の強さに感謝もしています。
絶望はしましたが、必ず解決方法があるはずだと考え色々な方法を調べました。
そして、早発閉経の夫婦でも卵子提供で母親になれると知りました。
もう子供を授かることはできないかもしれないと絶望をしていた中で、希望が見えてきました。

→次回に続きます

*AMH=アンチミューラリアンホルモン(抗ミューラリアンホルモン)。発育の途中にある卵胞から分泌されるホルモンです。自己卵子での妊娠が可能な期間を知る目安になると考えられています。コウノトリ生殖医療センターでは0.8を下回る数値の場合は、重度の衰退と定めています。
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